ー経営者(株式会社丸金 下正晴様)
スタート時の家系図作りで、これまで知らなかった数々の事実に驚きかなり動揺しました。まさか創業の祖父と私は血がつながっていないなんて信じられなかったのですが、家系を深く考えた時、創業の祖父の「家」と「会社」の承継への思いの強さが痛いほどわかりました。折しも今年は当社が創業80年を迎え、あたかも立命塾へ祖父が導いたように思いました。卸売業は大手小売業界の強い圧力によって厳しさが増し、そこで働く社員さんの心まで荒ませているケースが多い昨今の商いの中、これから先は、私は経営者としてどのような舵取りを取るべきなのか整理する絶好の機会となりました。世の中では「CSV(共有価値の創造)」を評価する流れとなりつつあることを学ぶにつけ、当社もそちらに向けて動き出すべきことがよく分かりました。自分に与えられた天命を知ったからには、100年企業に向けて歩き続けます。そして子供や孫に徳を積んであげて、心から幸せをかみしめられる晩年を迎える決心をしました。